「碁石茶」は高知県大豊町に受け継がれる伝統製法の完全発酵茶。無農薬栽培の茶葉を厳選原料とした、カテキン+植物性乳酸菌が含まれる地域食品ブランドです。

大豊町の碁石茶

一度は失いかけたのお茶『碁石茶』

高知県大豊(おおとよ)町。高知県の北部、四国のほぼ中央部にある山間部にあり、高知市から車で約1時間のところに位置します。 ここが日本でつくられる唯一の「後発酵茶」=碁石茶のふるさと。風変わりな名前の由来は、仕上げの段階で天日干しするときに、発酵後に裁断された茶葉が黒い碁石のように見えるところからきています。緑茶とは異なる、甘酸っぱい味わいと香り、独特の風味が特色です。

そのルーツは遠く中国の雲南省エリアといわれています。伝来の時期ははっきりしませんが、お茶が製法とともに大豊の地に伝わり、江戸時代には土佐藩を代表する主要生産物の一つとなったのです。その後、明治になっても碁石茶はこの地の特産品であり続けました。

碁石茶

しかし昭和初期には林業の衰退や地域の過疎や高齢化の問題に直面し、昭和50年代には碁石茶の生産農家はわずか1軒となってしまいました。たった1軒残ったその農家とは、現在の碁石茶協同組合・代表理事の小笠原さん宅。実は、碁石茶は飲用だけではなく、「茶粥」の材料として瀬戸内海地方では古くから常食されてきたのです。

昔から碁石茶の茶粥は「胃腸に良い」とされ、愛好者から生産を切望された小笠原さん一家が、細々と技術を伝承してきたのです。

小笠原さん

ところが近年の健康ブームで風向きが変わりました。「健康飲料」として人気がでてマスコミでも話題になるなど、植物性乳酸菌をたっぷり含む碁石茶の優れた特徴が、改めて注目を浴びています。茶粥が「胃腸に良い」といわれてきた碁石茶の秘密に、やっと光が当たってきたのです。生産農家も7軒+1法人に増えて県の製造技術指導を受けるなど、いまや高知県をあげて伝統の碁石茶の発展に力を注いでいます。

無農薬の自生『山茶』2種とヤブキタを使用

碁石茶の茶葉は古来よりこの地に自生する2種類の山茶と一般的な栽培種であるヤブキタ。 山茶そのものは希少な品種で、栽培量も限られます。

また、農薬を使った茶葉ではうまくカビ付けできないため、碁石茶の 茶葉は全て無農薬で栽培されているのが大豊の碁石茶の大きな特長です。

お茶の栽培に適した気候

 四国随一の大河・吉野川上流部の大豊町は霧が多く、 寒暖差も大きいなど良いお茶が育つ条件に恵まれています。

加えて日照時間が長い山の斜面で栽培されるため、碁石茶は茶葉を 育む茶樹自体に元気があるのです。

四百有余年受け継がれてきた秘伝の伝統製法

四百有余年受け継がれてきた
秘伝の伝統製法

日本で唯一の2段階の微生物発酵

収穫した茶葉を蒸した後で、むしろを敷いた土間に1週間ほど広げて カビ付けを行い発酵させます。 次に、ふたに重石をのせて漬物と同じ要領で桶へ漬け込むこと数週間。 この「カビ付け」と、「漬け込み」の二段階の発酵を経て、身体によいと される植物性乳酸菌がたっぷり生まれ、自然な酸味の元となります。

約60日間かけて、植物性乳酸菌を増やす

 醗酵が終わり固まった茶葉は、3センチ角に切り分けられてむしろの上に広げられ、完全に乾燥するまで天日で干すこと約3日間。その間、のどかな山あいには、あたかも碁石を敷き詰めたような光景が広がります。

こうして約六十日もの手間と時間をかけて出来上がる碁石茶に含まれる植物性乳酸菌は多く、その量は、世界的に有名な中国のプーアル茶の二十倍以上。しかも、植物性乳酸菌は動物性のものより強く、体内で他の微生物に負けずに働くことが明らかになっています。

碁石茶の味

碁石茶は、味わいバランスが「赤ワイン」にそっくりなんです。 もちろん、赤ワインとは「アルコールが含まれること」と「香り」が異なりますが、 味わいバランスはそっくり。ぜひ一度お試しください。

碁石茶の味